世界の食品表示について ~シンガポール・アメリカ編 ~2025年5月13日

みなさん、こんにちは海外担当Rです。
楽しみにしていた連休もあっという間に終わってしまいました..。休み明けは体調を崩す方が多いそうなので、くれぐれも体調管理に気を付けてできるだけ体を休めてくださいね!

今回は以前ご紹介致しました、世界の食品表示について最新情報をお届けしたいと思います。

まず、昨年2024年6月25日に投稿致しました”栄養表示 気になりますか”でシンガポールの栄養表示についてご紹介致しました。
https://shinsei-industries.jp/2024/06/knowledge/3600/
シンガポールでは2027年半ばより調味料、塩、インスタント麺、食用油のナトリウム、糖分と飽和脂肪酸の含有量を示した栄養分表示(Nutri-Grade)を義務付けるそうです。
現在のところ下記のような表示になるようです。

インスタントラーメン NUTRI-GRADE 参考例 Sodium=ナトリウム/ Satfat=飽和脂肪酸/ FinalGrade=総合結果

すでに表示されている糖分や飽和脂肪と同じく糖尿病や高血圧の予防が期待されているようです。

また、2021年1月26日に投稿致しました”アメリカの食品表示の読み方について”でアメリカ向け食品表示の読み方をご紹介しました。
https://shinsei-industries.jp/2021/01/knowledge/1371/
食品表示には直接関係ありませんが、アメリカFDAは昨年12月に「healthy」という言葉の定義を更新しました。更新された定義では「healthy」と認定されるためには、フルーツ、野菜、タンパク質食品、乳製品、穀物など、アメリカ人向けの食事ガイドラインで概説されている食品グループまたはサブグループのうち少なくとも1つからの食品が一定量含まれている必要があるそうです。これらの食品例としてナッツ類やサーモンなどの高脂肪魚、オリーブオイル、水が含まれるそうです。
また食品が「healthy」の主張基準を満たしていることを消費者に伝える為、シンボルの開発を続けているそうです。

健康意識の高まりは世界共通で、日本でも栄養成分表示など食品と健康に関連する表記が義務化されておりますが、世界各国でも様々な表記が義務化されているようです。
食品表示につきましては国内外を問わず情報が更新されておりますので、また更新があった時はご紹介させていただきます!


参考文献
JETRO:シンガポール、2027年央から調味料などに栄養分表示義務
FDA:
FDA Updates “Healthy” Claim, Providing a Refreshed Tool for Consumers


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【アメリカの食品表示の読み方について】https://shinsei-industries.jp/2021/01/knowledge/1371/