アメリカの食品表示の読み方について2021年1月26日


こんにちは。海外担当Rです

昨年末に当ブログの食品表示についての記事をご覧になった方もいらっしゃると思います。
今回はアメリカの食品に明記されている食品表示の読み方について紹介します。

アメリカでも2020年より食品の表示方法が変更になっているので、記載内容との変更点について調べてみました!
(補足:年間売上高、製造内容により適用時期は異なる)

下記はアメリカFDA (Food and Drug Administration:食品医薬品局) のホームページに掲載されている表示サンプルです。
(引用:https://www.fda.gov/media/97999/download)
左側が従来の表示、中央が新表示ですが違いが分かりますか?右側は参考までに日本の食品表示例を掲載しました。


まず太文字の単語の意味ですが、

Serving size:1食分の量 (このラベルの商品は1食分を55gで計算しています)
%daily value:アメリカでの1日の栄養摂取目標量 2,000カロリーとした場合に必要とする栄養成分の摂取量

Total fat:総脂質
Cholesterol:コレステロール
Sodium:ナトリウム
Total carbohydrate:総炭水化物(有効炭水化物と食物繊維の量の合計)

Protein:タンパク質

変更点は、1食分のカロリーの文字サイズが大きくなり消費者に分かりやすいようになりました。
また重要なのは、赤枠の部分に書かれている砂糖の表示方法が変わっています。
今までは食品そのものに含まれている糖分を記載していましたが、今後は加工の工程で添加された砂糖の量も記載される事になりました!!
この食品の場合、合計12gの砂糖が使われているますが、そのうち10gは加工の工程で添加された砂糖となっています。
食品によって異なりますが、食品そのものより加工の工程で添加される砂糖の方が多いと思うと怖いですね..。
食品を選ぶ際に表示をよく見ると思いがけない発見があるかもしれません。

以上、海外担当Rでした。