レシート必要ですか?2023年8月22日

みなさん、こんにちは!
「暑さ寒さも彼岸まで」と心で唱えながら残暑を乗り切ろうとしている海外担当Rです。

さて、みなさんは買い物をされた時にレシートは必ず受け取りますか?
私は受け取る事が多いのですが、小売店で買い物をした際レシート発行が原則禁止になった国があります。
みなさん、どこの国だか分かりますか?‥‥‥‥‥‥‥‥。答えはフランスです。

フランスでは今年2023年8月1日より小売店でのレシート発行が原則禁止となりました。対象となるのは購入時のレシートおよび、カード支払い時に別途発行される決済レシートです。ただしお客様がその場で発行を依頼した場合や、家電製品など保証の手続きにレシートが必要な商品は例外として発行されるそうです。
なぜレシートの発行が禁止になったかというとフランスでは毎年120億枚のレシートが印刷されており、使用される紙の重量は15万トンにもなるそうです。東京タワーの重さが4,000トンと言われておりますので、15万トンは東京タワー約4個分の重さになります!
ほとんどのレシートは値段を確認したあとにすぐゴミ箱行きで、家計簿をつけている家庭以外では資源の無駄であるとの意見が強まり小売店でのレシートの発行が禁止になったそうです。

普段の買い物もスマホ決済などが広がり、レシートを紙ゴミと考える機会が増えていませんか?
ハンドラベラー・プリンタ・ラベルを製造販売している弊社と致しましては、もしフランスと同じような事になったらと考えると背筋が凍りました。

日本ではレシート発行義務は法律上なく、昭和時代にレジスターが導入されてから現在の様に常にレシートを発行するようになったそうです。日本では年間5.4万トンのレシート用紙が消費されておりますが、まだフランスの様にレシートが資源の無駄であるという考え方が少ないように感じます。レシートは「いつ、誰が、何を購入し、誰にいくらを支払ったのか」代金の支払いと受け取りを証明できる書類として扱われているので、レシートの発行が禁止になる事は考えにくいとの考えもあるようですが時代の流れと共に変わっていくのかもしれませんね。

以上、海外担当Rでした!

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